2009年07月09日

私の主訴はどうなりましたかしら…あれから、考えて頂けました?

「最初に来られたとき、赤面恐怖とか、あがり症の話をなさって…今は社会不安障害なんていっているって話になりましたよね。それで、お薬で治る心理的な症状が出ているみたいにおっしゃってましたけど…こころの病気ってことがハッキリして、お薬もらって安心した気持がしたみたいなお話でしたけど…」
「また、同じ症状が出るみたいに思うってことは、まだ治ってないんですよね。だいいち、こんなふうに病気なのかどうか、ハッキリしないというのが、うつの症状ってことじゃないですか。」
「前回は、それでひとまず安心して治療しましょうって話に落ち着きましたよね。あれから一ヶ月になるけど…いい先生とお薬に出会えたかしら。」
「同じ病名でも、ひとり一人お薬の効き方が違うからっておしゃいませんでした。今度甲状腺ホルモンの治療で有名な専門病院を訪ねてみようかと思ってるんですが…」
「え!どうして?女性の方で心療内科から次は、そっちへっておっしゃる方ってそこそこいらっしゃるんだけど…」
「ちょっと話は違うけど、四年程前に“心理カウンセリングとの対話”って題でこのブログ始めたんだけれど、精神科医の書いた新書の焼き直しだって気がしだして、そろそろ止めにしようかって思っているんですよ。香山リカ先生のエッセイの焼き直しみたいな気がしてきてね…冗談は止めにして、本来のホームページの方に軸足を移そうかなんて思ったりなんかして…」
「お勉強のためのページだったら面白いのが他に色々あるし…」
「ブログの記事は、ぽんぽん弾む調子で会話体(調)で書く。それも短くね。何せ、ブロガーの書く記事というのはね。一回分が原稿用紙反ペラ(200字)以内に収まってないとね。これも、また香山先生の請け売りなんだけど…ゴメン」
「あがり症、赤面恐怖、内気といわれたり、小心者とか、気が弱い、恥ずかしがりや…トレンドっていうんだっけ…今のはやりだから、何でも略語にしてしまうということでいうと、SADってことになるけど、ソウシャル・アンザイエッティ・ディソーダー social (社会)anxiety(不安) disorder(障害) ですよね。あなたの今の症状だとこういう薬が効くといわれているけど、果たして効くかどうかは、しばらく続けてみるしかないみたいですよ。」
「話は違いますが、昔から吃音(どもり)とか、子供の夜泣き、疳の虫、おねしょが治るという民間療法の看板をみかけたけど、今は薬で治るといわれているからお母さん達小児科のお医者さんに相談しますよね。」
「視線恐怖対人恐怖、対人不安なんて昔からあったし、今でもそんな症状を訴える方なんていくらもおいでですよ。みなさん病院でもらったお薬を常用しておられるみたいだけど…いいのかな…」
「検査だけでもしてもらおうと思って…血液検査でわかるっていうし…」
「一緒に精神分析しながら、じっくり考えてみられた方が早いかもしれない…生き方の点検ですがね。」

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2009年07月03日

うつ病ってなんですか?

「気分の病気です。」
「憂鬱な気分に落ち込んで、やる気が出ないんですよね。」
「病気の一種だってことだとやっぱり専門のお医者さんに診てもらって治療して直すのですよね。そうなると、お薬を飲んでってことですよね。」
「まあね…」
「…ってことは、仕事を休んでストレスがかからない環境で養生するってことでいいのかな…でも、お薬飲む以外に何か直す方法があるんでしょう…病院ではやってないみたいだし、癒(いや)し系なんていい加減なのはダイッ嫌い!」
「慰めの言葉なんかほしくないってことかな。」
「気休めなんてイラナイ! お医者さんでもらったお薬飲んでもとから治ると思ったんだけど…」
「お薬飲んだからって直ぐにスッキリ治るってことはないと思った方がいいんだけど…」
「ヤッパ、そうなんだって。」
「話し違うけど、高級なお寿司屋さんって、お品書きっていうの、値段書いた紙貼ってないじゃないですか。お客さんも空(す)いてるし、ビビっちゃいません(笑)」
「お寿司の好きな友達がいて、一緒に行ったことあるけど、お勘定は予想はしてたけど…本店は、たしか銀座にある老舗なんだって。」
「すごーい!」
「ちょっと待ってみてくれる。満足感ってなんだろう…楽しい気分のことみたい。値段、関係ない。二人で2万円でおつりがきたから、まあ、いいかって…」
「クリニックでお薬もらって話し聞いてもらって五千円より値打ちはあると思うよ。そっちのほうが。」
「病気だって思うからいけないのかな。」
「気晴らしって随分昔からある言葉なんだと思うけど…」
「憂鬱な気分は昔からあったんだから…気晴らしだって、昔からあったと思うよ。」
「普段やらないことをやるっていうのがいいみたい。」
「仕事してるとどうしても決まったパターンにハマって生きることになるからね。特別なことをして財布の紐を緩めてみたら。ついでにパンツの紐(ひも)を緩(ゆる)めて、ユル服着て街歩いてモールを覗(のぞ)くっていうのは…目的持つっていいことみたいにみんないうみたいだけど…そうすると目的ってヤツに縛られて生きることになるから、これもダメってことか…」
「狭い世界で生きてることになりますよね。…日常性からの脱出…」
「まるで日常的に?女子大生ぽく難しいことを考えるんですね。」
「ちょっと今コンカツ(結婚活動)してみるかって思ったってわけ。」
「なんだ、そういうことなんか。」

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2009年06月30日

店じまい?あかんで!どうしたん?がんばってくれな…

「インタビュー・ルームの看板外(はず)して、ボチボチひと月やね。」
「何かありましたん…」
「難しいクライエントやったんやけど、自信みたいなもんチラッと感じたよってに、治ったんと違うかな、おもて(思って)…」
「それが、あかんかったんかいな…(ダメだったの)」
「クライエントに自信が戻ってきて治るいうのは、よう(よく)あるけど…表情がカトナッテ(硬くなって)変わらへん。元(もと)に戻ってしもた…」
「私かて、そうやったけど…これでエエンや、このままで生きていったらええ…いうような気してきて…クリニック行かんようになったし、たまってたお薬も全部捨ててしもた。」
「それが、今度のクライエントはそうはいかん(行かない)みたい。どこで間違えたんやろ…」
「治す気のうなったん(なくなったのと)違う?」
「え?どっちの方が?カウンセラーの方?」
「難しいとこやけど…どっちもと違います?クライエントかて、治す気がなかったら、なんぼカウンセラーが頑張ったってあかんでしょう。」
「カウンセリングいうのがようわかってはるね。そのとおりや。」
「まあ、治る時がこな…」
「治る時機ゆうもんが確かにあるんやけど…それを待ちきれん…」
「あせったって、あかん、あかん。なおる時機ゆうもんがあるんや。辛抱(しんぼう)出来なあかん。時機がきて治るんや。」
「だんだん、どっちがカウンセラーかわからんようになってきたら本物や。これがカウンセリングで治ったいうことなんやね。」
「そうや、考えたりせんと悩むのやヤメにしてな。」
「治る!カウンセリングで治るんや!」
「そう、そう、自信を持たな、ね。(持たないとね。)
「治してあげよ、いうような気持は持たんと、ここにただ座ってるだけいうのでないとあかんのやけど、これが難しいクライエントを前にする程難しい。」
「いつもの調子に戻るいうのがええのと違います。難しいこと考えて悩まんと…」

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2009年06月26日

どうも、何もかもがハッキリしないんだよな

「病気なのかどうかもハッキリしないなんて!」
「そうなんだけど…こころってモノが、そもそもあいまいな、そんなもんじゃないですか。」
「モノとおっしゃったけど、ものなのかどうか?」
「まあ、脳の働き…そのなかで感情の動きのことかな?」
「知能の働きじゃないですよね。」
「だから…理屈で考えるのは止めにして、何を感じているかってことみたいですよ。」
「その“みたい”っていうのがダメなんですよ。あいまいないいかたなんですよ。」
「黒か白かハッキリしないというのでないとダメ…」
「理屈っていったけど、考えるってことは理屈じゃないですか。」
「世の中理屈じゃないっていうのは親父のいつものセリフなんだけど、結局は親父はコウソツだもんだから…オフクロも俺たちも親父に喰わしてもらってるんだから偉そうなこといいたくないですよ…訳のわからないこころってのが病気なんでしょう…。」
「そうじゃないと思う。あなたは病気じゃないですよ。」
「え!そうなんですか。」
「心理カウンセラーもこころの専門家ってことになってるけど、専門家が病気じゃないっていうんだから、信じてほしいんだけどね。」
「じゃ、病気でないって証拠がありますか?」
「こんなふうに言葉を交わしてるってことが証拠だ。専門用語ではエビデンスっていうんだけどちょっとメモっといて。」
「精神の薬の名前、あれって、みんな英語なんですか? ちょっとヒドイと思いません…。」
「なんせね。カウンセリングもそうだけど、やたら英語が出てくる。それも、何でも略語にしてね。」
「パソコンの用語みたいなもん。」
「そう、このバアイ、EBMっていう。」
「なんだ、それって? IBMじゃなかったですよね。
「エビデンス・ベイスド・メディシン、“科学的に統計的な根拠にもとずく医療”ってことなんだけど。今精神科医の間でけんけんがくがくなんだ。」
「じゃ…“牛のよだれ”ってことば、先生知ってる?」
「そう、医療の世界の言葉だと能書き(のうがき)っていうのがある。ウダウダくどい説明のこと。」
「うんざりする。理屈をこねるヤツ。」
「ひと言でいえば、効くから飲んでみなってことなんだけどね。」
「香山先生が教えてくれてるけど、今の人は長い文章はダメなんだって。せいぜい原稿用紙反ペラでないとみんな読まないって…」
「じゃ、今日のブログはここまでってことで…」

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2009年04月30日

どっかあずかってくれるとこ(所)ない?

「カウンセリングって、随分曖昧な意味で使われてるみたいですよね。」
「たとえば?」
「悩み事の相談とか、…」
「なら、心理療法っていえば…まだしもハッキリするかしら…」
「カウンセリングって心理療法のことなんですか?」
「 “万(よろず)相談承(うけたまわ)ります” じゃなくって心理的な問題で悩んでいる人を援助する仕事というふうにいえば、少しはハッキリするでしょうってことなんだけど…」
「だったら、専門職ってことでいえば、臨床心理士のお仕事ってことでいいんでしょうか?」
「カウンセラーの仕事は、心理職とか福祉職に分類されています。具体的な職業としては結構色々あるけど、病院で働きたいっていうことからいうと臨床心理士よりもPSW(精神医学ソーシャルワーカー/精神保健福祉士)のほうが仕事の中身でいえば、具体的にどんな仕事をするかっていう事を説明しやすい。」
「福祉の方でマネージメントの仕事というとケアマネージャーくらいしか頭にないんですが…PSWだともう少し上の仕事ってことですかしら…」
「精神福祉士法が成立してようやく十年になるけど、PSWは、これからとても責任の重い大切なお仕事になって行きますよ。」
「教科書や本で勉強するのではなくて、実際の現場の仕事をしながら資格を取るというのは出来ますでしょうか。」
「やってみられるしかないですよね。とにかく毎日のように起っている悲惨な事件を思うと、つくずく頑張って頂きたい分野の仕事だと思いますよ。」
「目標を決めて、本気でやってみたいと思います。せんせい応援して下さいね。」
「まず自分が立つ位置を決めて、足下(あしもと)をしっかり固めて下さい。何はさておいても、親の家を出て、自分の暮らしを始めるのがいい。パラサイトは、自分の人生の目的を実現するのには最悪の環境です。」
「親の家に住んでいるのが一番経済的だとか、楽だからっていうのではダメですよね。」
「そう、そうなんですよ。自分自身の人生を自分で生きていくというのだったら一度親との関係をキッパリ踏ん切りを付けないとね。最初が肝心なんですよ。」
「食事を作ったりとか、お掃除お洗濯浴槽、トイレのお掃除とか、思っただけでとても今の私には出来そうもないんですが、これがダメなんですよね。こんなこといってるようでは自分の人生なんて築けるわけない。」
「そのとおり、フリーターっていうの、派遣のお仕事三年やってきたことは無駄ではなかったってことですよ。PSWの国家試験は何度も挑戦してみる価値のある資格ですよ。」

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2009年04月26日

ヤッパ…それって、お薬のせいじゃないのかな?

「スワップのくさなぎっていうの、あれって、ただの飲み過ぎじゃなかったの?…」
「ちょっと前に中川大臣の醜態事件のことについて、ここでも話したことあったけど…普段から、こころの病気のお薬飲むのがクセになっていて、おまけに仕事で緊張しなければならない毎日が続いてたりするもんだから、すごいストレスがかかっていた、そこにもってきて、もともとイケル口だったアルコールを飲んだものだから、判断力がおかしくなって、自分をコントロール出来なくなった、それで、あんなことになったんじゃないかってことでしたね。」
「そんなふうにいわれると、今度の場合もどこか似てるという感じするじゃないですか!」
「普段から結構アルコールで緊張をほぐしたり、リラックスしてたんでしょうね。よくあることですよ。中毒ってことはなくても、まあ依存症に陥(おちい)っていたんでしょうね。」
「脳の細胞に作用する薬って、個人差が大きいのだけど、アルコールが作用すると今回のスマップの草g(くさなぎ)剛(つよし)くんのような症状を示すことは珍しくないですよ。これを教訓に、脳に着ける薬に安全なものはない、脳をいじる薬に安全なものはないという高田(明和)せんせい(老師)のことばを肝に銘じておいてください。」
「こんな時代に、お薬を怖がるなんて迷信もいいとこだとバカにしてたけど、結局は、お年寄りの直観の方が正しかったってことになるなア…それも科学的に説明がつくツウのだから、あっさり脱帽じゃないですか。」
「“人類が最初に発明した向精神薬はアルコールであろう” といわれています。」
「うつ病や不安を乗り越えるには薬に頼るのが手っ取り早いなんて思っている人が多いかもしれないけど、実は薬を製(つく)っている会社のマーケティング戦略で張り巡らされた網に引っかかってただけだってことに気付いてほしい。」
「反省します。手遅れな気もするけど…」
「ところで、これも昔からいわれてたことだけど、イヤなことは忘れるに限るってね。そんな時、アルコールを飲んで忘れられるものではないってことは経験した人ならわかるのにね。確かに精神薬なら忘れてしまえるけれども、何度か繰り返すうちに依存症になって量も増えますね。」
「なにしろ、それが一番手っ取り早いですからね。」
「迷うことはない。忘れることなんだけど、過ぎてしまったことなんだから…」
「脳のお薬っていうのは量を増やすといっても、ほんの何ミリグラムって単位を増やすだけで効き目はうんと強くなる。それが体内に蓄積されていく。個人差っていうけどもともとの体質ってこともあるけど、それより、ひとり一人毎日の生活の仕方って違うからね。いきなり心臓が止まるってこともある。」
「こころの薬という話になると、やたら訳(わけ)のわからないカタカナが出てくるし…英語はみんな略語だから。それだけで、何だか難しそう。」
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